第二幕

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1   「軽く言ってるつもりだけど、、、楽しい楽しいだけで目隠ししてたら、イジメられるのが怖いから、見て見ないふりするのと、変わりないと思う。 その場の空気読むって、日本文化の良いところだけど、何も言わないとか、何も言えないのは良くないと思う。 自分勝っ手と自己主張は違う。 自分が感じた事や思った事を言えない社会は間違っている。 ましてや、そんなな事に慣れてしまって、何も感じれない人に成ってしまう。 情緒不安定で精神安定剤とかの薬漬けに成って、感じれなくなるのは、没個性以前に、人間性の破壊だよ」 2   「だから、それが硬くて難しい話なんじゃない。 私は秀生との付き合い長いからわかるけど、他の人はこんな話すぐあきちゃうわよ」 1   「じゃぁ、お前が話せよ」 2   「そうね、、、イジメ対策なんて言っても、一つの答えがあるはずないのよね。 イジメてる側は悪気はないと思うけど、イジメられてる側はそれぞれの個性や家族関係で、対応の仕方が変わると思うし。 だから、十のイジメのケースがあれば、十の対応が必要なのよ。 最終的には、その後どうやって、そのイジメられてた子達がそれぞれの場所に戻っていけるかが重要なんだと思うわ。 居場所って大切だもの」 1   「イジメてた奴も含めてな。 だから、他人事ではなく、人が人として、会話出来る様にならないと。 言われた事だけを、器用にこなせるだけじゃ、俺達は何も感じれない家畜同様の労働源にされてしまう」 2   「それって、わざとイジメ対策してないって言いたいわけ?」 1   「お前、俺の事よくわかってるな」 2   「、、、それで、この話は何処に行くの!」     
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