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嬉しそうに微笑む。
あぁ何でこうなったかな?いや分かってる
これはチャンス。周囲が羨むほどの。
だけどご家族はこのことをよく思っていない。アイツさえも。
そして面倒事が嫌いな私はもっと嫌なのだ。
誰かの声がささやく。
「利用するだけ利用してしまえばいいのよ。金も名声もそして美貌も彼はあなたの欲しいもの好きなだけもってる」
「あなたみたいな虫けら。彼には似合わないわ。ただバカにされてるのよ。取り合ったって時間の無駄」
どちらも正しい。
しかし、私には時間が少ない。やはり29歳は遊んでいる暇はない。
ぐーたらには特に。
欲しいものは手に入らずに、欲望だけがうごめく。
努力さえもできない虫けらはあぁ、ただ酒に飲まれるの。快楽に浸ればかんがえなくていい何も。
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