バカでごめんなさい(男女版)

目開いてますか？

あいつは当たり前のようにささっと私の部屋を片付けながら進んだ。　

事前に用意していたのか美味しそうな
グラタンがすぐに用意された。サラダにコンソメスープも美味しそうだ。　

どの料理も絶品だった。

なんて嫌みなヤツなんだろう。料理まで女の私より上手いなんて。

｢おいしかった｣
ぽそっというと嬉しそうにふにゃりと笑う。

くそー。なんなんだこいつは。反則だよ。その笑顔は。