異界魔術師

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手紙の内容はこうだった。 今年、生き残った男の子であるハリーポッターが ホグワーツに入学する。 親愛なるノア。是非ホグワーツに入学して、 同級生として彼を見守ってほしい。 読み終わり、コーヒを飲む。 流石はダンブルドア。私の事をよく分かっている。 此処で守って欲しいなどと書かれていた場合には、 断るつもりだったが、 見守る程度ならば関わる事には該当しない。 戦うか戦わないかは、 あくまでも私の意思に任せるという事だ。 ………良いだろう。 私は朝食を食べ終わった後に、 返事の手紙を書き始めた。 __拝啓ダンブルドア殿 手紙を拝見致しました。 ハリーポッターをホグワーツにて 見守って欲しいとの事、了承しました。 ところで其方はお元気でしたか。 最近便りが少ないので、 病にかかっているのでは無いかと 心配していた所です。 もしも時間があれば、 今度ゆっくりお茶でもしませんか? ノア__ 書き終えると愛鳥の犬鷲、 クロウを呼び寄せて脚に手紙を括り付ける。 「頼みましたよ。クロウ」 クロウはひと鳴きして、窓から空へと舞い上がる。 その後ろ姿を見ながら、 久々の外界に舞い上がる気持ちを抑えながら 私はホグワーツ行きの準備を始めたのだった。
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