第7章 罠にかかった小動物

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第7章 罠にかかった小動物

「…まな。顔、上げて」 身体がどくどくと脈打つように熱い。耳や両頬が火照ってたまらない。…ああ、わたし。 もう、すごく興奮しちゃってる…。 上林くんの部屋のいつものベッドの上。四つん這いになったわたしの前で、跪いた彼がかちゃかちゃと音を立ててベルトを外す。やっぱりもうこらえ切れないほど昂ぶっているのか、その両手が細かく震えてるのがわかる。ジッパーを下ろしながら渇いた声で求めてきた。 「まな。…口で。頼むよ。…いい?」 「うん」 素直に顔を近づける。もうすっかりこれにも馴れて、むしろ親しみというか。愛おしさを感じるくらい。こんな行為になんの抵抗も感じない。むしろ。 「…ん、っ、あぁ…。いいよ、やっぱ。まなの口。…上手く、なったね」 「エッチだな、まな。そんな頬染めて、音立てて夢中で。…エロい顔して…」 傍から髪をかきあげられ、表情を観察される。すごい、恥ずかしい。わたしは口が塞がった状態でなんとか嫌々と首を振った。 「はぁん、…みない、で…」 「しゃぶりながら無理に喋んなくていいよ。好きなだけ舐めて、吸いなよ。…なんでさっきから腰動いてんの、まな。ただ舐めてるだけで触られてもいないのに。やらしいなぁ」     
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