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毎週の金曜日。
私が貴方に会えるとっておきの日。
土日は彼とどう過ごそうか、悩む。一緒に布団でゴロゴロしてもいいし、少しオシャレをしてこないだ点灯式があったイルミネーションを見にいくのもいい。
仕事をなんとか定時に終わらせて貴方に会いにいく。今日だけは残業ナシで。
「はぁ、寒い」
息が白くなってきた。もう11月か。あと1カ月とちょっとでクリスマスかぁ。早いなぁ。
そうやって彼との思い出が積もっていく。一つひとつの思い出がキラキラして私にとってはとても大切なものだ。
「今日は君を待てた。いつも待たせてばかりだったから」
そういう彼の鼻が赤い。いつから待っていたんだろう。申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいになった。
「あったかい物、食べに行こう!」
私は彼の気持ちに応えるべく今日の夕飯のリクエストをした。
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