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「ねぇ、プリシラ? 夫に黙って勝手に絶頂してしまうことのほうが、よっぽど恥ずかしいことですよ。イきそうになったら、必ず許可を取るんです。……言えないなら、今夜はずっとこのままですよ」
「う、うっ……、ひゃっ……」
プリシラの瞳から涙がこぼれ、股の間からはシーツを汚すほどの愛液があふれ出している。あと少しで昨晩のように昇りつめられるのに、ルイスはそれ以上の刺激を与えない。それなのに彼女の熱が冷めないように、時々指で優しく愛撫するのだ。
「いや、あ、んっ! やだ、ルイ、ス、様――っ! おねが、い、んっ! ムリ、なのっ! ひゃ……」
「駄目ですよ。自分の状態を口や態度で相手に伝えることは、とても重要ですから……さぁ頑張って? それとも『処女なのにすぐに達してしまう、はしたないプリシラを旦那様の指と舌で激しくイかせてください』にしましょうか?」
出会ってからルイスから何かを無理強いされたことなど一度もなかった。夫の言葉に傷つくことはないが、羞恥心をあおられて益々声が出ない。それを言ってしまったら「淫らではしたない」ということを認めてしまうことになる。
「いやぁっ! ルイス、さ……はっ、んあっ、お願い、おねが、いぃっ」
「ふふっ、何をお願いするのか、口ではっきり言ってください。プリシラは賢い女性なのだから、わかりますよね?」
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