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あとがき。
「…。」私は真っ赤である。
「茜さん、お父さんのこと好きだったのね。」舞花に哀れみの目で見られる。
「あ、茜。すまない。まさかこんな話だったとは…。」裕は居場所を探している。
「ふっ、もういいよ。過ぎたことだし。哲也くんに大切にしてもらってるから。今は幸せだよ。」
哲也くんにくっつく。
「あ、茜。どうした?いつもはこんなこと…。ぐっ。」
いらんこと言わんで宜しい。私は哲也くんに爪をおみまいした。
「茜ちゃんの爪久しぶり。」
「うちの旦那様は優秀だから。あんたの旦那は霧まみれだから。」
「茜は朱里ちゃんにやきもちやくのか?」
「はぁ?何で娘に?」
「ほぼ娘に抱きつかれてからの霧…。ぐぇ。」
「余計なことは言わなくて良いのよ。」
あやめは娘にまで嫉妬しているのか。
フフフ。やっぱり私の親友は最高よ。
茜さんありがとうございました。嫉妬。嫌な感情です。時には人を傷つける。人間は難しい生き物です。
現世での私はあまり嫉妬することなく生きてこれました。
娘や息子が嫉妬に巻き込まれないよう祈りながら、この短編結ばせていただきます。
ありがとうございました。
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