第一章

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俺たち、IDOLiSH7はその日、バスに揺られある温泉旅館に向かっていた。 その温泉旅館で雑誌の撮影が入っていたからだ。 しかもその撮影はTRIGGERとRe:valeと一緒にという仕事だった。 俺は天にぃとの仕事でとても嬉しかった。 そのとき、いきなりバスがガクンッと揺れ、傾いたのだ。 俺の席からは分からなかったが、前の方に座っていた三月さんが 「落石だ!!ふせろっ!!」 と、叫んでいた。前からは見えていたんだと思う。 それを証明するかのように天井に大小さまざまなくぼみができていた。 さらに傾き、崖から落ち始めたところで俺は気を失ってしまった。
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