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女王「あら。ふふふっ…夏月くんの影響かしらね。」
月姫「その事に関しては肯定するんですね?!」
なんでだよ、全く。
女王「ふふっ…貴女には、幸せになって欲しいです。存分に楽しんで来てくださいね?」
そうやって、上品に笑うお母様。
この人、なりげに人を傷つける天才だからな。
月姫「分かりましたよ。……お母様、」
女王「なんですか?」
月姫「心配なさらないでください。わたしは、強いですから」
女王「ーッ?!」
本当は、知ってる。心配で心配で仕方がなくて部屋に来て話に来たのを。
でも、そんな姿を見せたくなくて無理をしているのも。
女王「そうですね。月姫は、強いです。だからって無茶をしないでくださいね?貴女は、姫である前に女の子ですから」
この人は、わたしの女神だ。
みんなわたしに対して毒舌すぎるからな。
女王「まあ、一般の女の子とは違い猛獣みたいですがね。」
あ、違った人を上げて下げる女神だこの人。
わたしのじゃないわ。寧ろ、わたしの敵だったよ。
月姫「お母様は、わたしを落ち込ませる天才ですね」
女王「あら。ふふっ」
月姫「褒めてないからねー?!」
女王「ふふふっ。では、お気をつけて」
月姫「う……。はい」
この人、切り替え早すぎる。
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