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月姫「ん…?ここは…」
目を覚ますと、神(ハルカ)の顔が目の前にあった。
おい、近いぞ。
神様「着いたよ。人間界に 、久しぶりでちょっと緊張するね!」
月姫「か……ハルカも緊張するんだ」
いつも、余裕そうな顔してるからなあ。
新鮮です。見てて、楽しいしね。
神様「ひどいなあ。ってあれ?ハルカ?なんで?」
月姫「はあ?だって、あんた神とか呼ばれてたら、人間は不審がるでしょ」
ハルカ「あー!だからなんだ!頭いいー!」
あんたがバカなだけだわ。
翡翠「神がバカなんだ」
ハルカ「そう言う翡翠だって、僕のこと神って呼んでるよ~?」
翡翠「ーーあっ!」
月姫「大丈夫だよ!あはは、翡翠ってば天然だよねー」
翡翠「すみません…」
謝るこの美少年は、わたしの執事の翡翠(ひすい)だ。
元忍のため、身のこなしも完璧であり、いつもニコニコしている優しげな雰囲気の持ち主だ。
ハルカ「僕のことは、ハルカね!みんなー!」
翡翠のことを説明し終わると、ハルカは急に立ち上がって言った。
月姫「何言ってんの、ハルカ」
ハルカ「だって、今まで神って呼ばれてたし。読者の皆様は、混乱するかなあって」
月姫「ちゃっかり、現実感出してくるな!」
翡翠「そんなことより、姫様。周りを見てもらえますか?」
月姫「へ?」
そう言われ、周りをぐるんと見てみる。
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