神はバカですっ!by月姫

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てかさ、2人とも顔が整っているってどういうことだよ。 ここ、どこ。 「お、おぅ…じゃねえぇえ!俺は、お前の上司だろうが!?なに、呼び捨てにしてんだよ?!」 「煩いですね~。ちゃんと間空けてさん付けで呼びましたよ?ああ、耳悪いんですよね?あっ 僕が斬ってあげましょうか?なら一石二鳥ですし」 この人、結局この『土方(?)』って奴を斬りたいだけじゃん。 しかも、終盤だとフツーに呼び捨てでしたよ? なに嘘ついてんだ、この人。 「お前はどんだけ俺を殺したいんだよ?!はやく、こいつらの話を聞くんじゃねぇーのかよ?!」 「……仕方ないです。今日は、なしにしましょうか…」 この人、毎日殺しに行く気なのかよ。 「で?お前らは、何者なんだ」 カチャ 「まあ、そうですね。話次第では斬りますよ。」 あ、わかった。この人、さっきの手紙を書いた人だ。絶対。 『土方を殺してください』とか、書いてたし。 てか、この人ら刀似合うなあ。 構え方が違うよ、うん。 それにしても、この刀って本物? そう思うと、月姫は指で刀をなぞった。 なぞると月姫の白くて細い指には血がツー…と流れ出す。 月姫「あ、本物…」 「「「「………………」」」」 この行動は、皆想定しなかった為に呆気にとられた。 その中で一番はじめに気を取り戻したのは翡翠だった。さすが月姫の執事。
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