神はわがままですっ!by月姫

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よし、自己紹介も終わったところで本題に入りますか。 神様「月姫!ねッ?!行こうよ!楽しいよ!」 月姫「………はあ。カイトは?」 シュッ…「お呼びですか?」 この困り顔のかわいい少年くんは、カイト。 神専用の忍び。870歳で、外見は、12歳。 このわがままな子供みたいな神の忍びだから、相当の苦労者なはず。 月姫「聞いてた?否、聞いてたでしょ?カイトからも言ってよ。」 カイト「はい。…………神。」 神様「んー?なあに?」 カイト「…………。……………行ってらしゃいませ。」 神様「ほんと?やったあ!」 神がそう叫びジャンプをしていると、カイトはわたしに困って謝ってくる。 大丈夫。あなたの気持ちは十分分かるから。 説明するよ?神は、カイトに向かって黒いオーラを背後にニコニコしてた。 そして、その満面の笑みを浮かべながら近づいていく……分かるよね? あれは、怖いわ。うん、 月姫「はあ…神、いってらっしゃい。」 わたしが、溜息ながらそう言うと神はきょとんと首を傾けた。 神様「ん?何言ってるの。僕と月姫でだよ。ここ大事」 あー…。わたしと神でね。 なーるほど……ってはあぁあ?! 神様「当たり前じゃん。」 月姫「はぁああ?!」 今度は、口に出して言ったよ。 月姫「神。わたし、月の国の姫!分かった?」 神様「うん!だからだよ!」 月姫「意味わからないわ」 神様「えーー?だって、僕ひとりで行ったら大変だよ?ほら前だってさぁ、夏月に会おうとして迷子になったよ?……ひとりじゃむり!」 ねっ?と、どや顔で言うこいつに言ってやりたい。 ドヤ顔で言うセリフじゃねぇよ。
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