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月姫「うるさい!もう!……わたし、神と人間界に行くことになったからね!」
わたしが、勢いで言うと彼は口を半開きにしながら目を見開かせた。
まあ、そりゃあね
夏月「へッ?!なにそれ!僕聞いてな…ッ「今日決まったからね」……えー?!」
月姫「神が決めたの」
夏月「ハルカくんが?そっかあ…」
そういって、シュンと塞ぎ込む。
夏月、なんだかんだいってわたしのこと…「玩具が居なくなるのは寂しいけど、仕方ないね~」……っておい。
お前は、誰のことを玩具呼んだ?!
わたしか?!わたしなの?!
「月姫。国の事は、大丈夫だ。行って来い。」
急に聞き覚えのある声が聞こえて、驚きながらも振り向く。
月姫「ーーお父様。」
そう、この国の王様でもあり、わたしの実の父だった。
夏月「国王様。」
王様「夏月、大丈夫だろ?俺とお前と月璃でなんとかなるだろう。」
夏月「…はい!」
月姫「え、え?」
王様「月姫、お前は自分の用意でもして来なさい。」
月姫「え、あ、はい。」
なんでこんな事になってしまったのだろうか。
わたし、お父様に止めて欲しかったです。
わたしは、溜息をつき、自分の部屋へと向かった。
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ガチャ
部屋に入ると、ベットにはお母様が座って居た。
月姫「お母様?!なんで、ここに?!」
女王「聞きましたよ。人間界に行くのですって?」
月姫「無視ですか。……はい、神に頼まれて」
女王「あなた達は、本当に仲が良いですね。月姫は、よく好かれている事です」
あれって、好かれてんの?いじめじゃなくて?
まじで?
月姫「いじめられている気しかしませんがね。」
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