神はわがままですっ!by月姫

7/9
前へ
/81ページ
次へ
月姫「うるさい!もう!……わたし、神と人間界に行くことになったからね!」 わたしが、勢いで言うと彼は口を半開きにしながら目を見開かせた。 まあ、そりゃあね 夏月「へッ?!なにそれ!僕聞いてな…ッ「今日決まったからね」……えー?!」 月姫「神が決めたの」 夏月「ハルカくんが?そっかあ…」 そういって、シュンと塞ぎ込む。 夏月、なんだかんだいってわたしのこと…「玩具が居なくなるのは寂しいけど、仕方ないね~」……っておい。 お前は、誰のことを玩具呼んだ?! わたしか?!わたしなの?! 「月姫。国の事は、大丈夫だ。行って来い。」 急に聞き覚えのある声が聞こえて、驚きながらも振り向く。 月姫「ーーお父様。」 そう、この国の王様でもあり、わたしの実の父だった。 夏月「国王様。」 王様「夏月、大丈夫だろ?俺とお前と月璃でなんとかなるだろう。」 夏月「…はい!」 月姫「え、え?」 王様「月姫、お前は自分の用意でもして来なさい。」 月姫「え、あ、はい。」 なんでこんな事になってしまったのだろうか。 わたし、お父様に止めて欲しかったです。 わたしは、溜息をつき、自分の部屋へと向かった。 ーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ガチャ 部屋に入ると、ベットにはお母様が座って居た。 月姫「お母様?!なんで、ここに?!」 女王「聞きましたよ。人間界に行くのですって?」 月姫「無視ですか。……はい、神に頼まれて」 女王「あなた達は、本当に仲が良いですね。月姫は、よく好かれている事です」 あれって、好かれてんの?いじめじゃなくて? まじで? 月姫「いじめられている気しかしませんがね。」
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加