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そして、義郎がでる漫才劇場に私は来ていた。
おかげさまで満員御礼だ。しかしお客さんのほとんどは義郎を見に来た訳ではない。
今、テレビにも出ている、義郎の先輩であるプリマダンスが出演するからだ。
そして開演し、色んな芸人たちがネタを披露し始めた。
そして、次は義郎の番だ。
義郎「どーも。ビヨンドと申します。宜しくお願いします」
経久「超えて行け! おまえの限界を超えて行け! 」
義郎「と、いきなりですけどもねぇ、私たちのコンビ名のビヨンドは、~超えてとかそう意味がるんですけどねぇ・・・」
経久「ばっちこい! おい! おい! 」
経久くんは相撲のぶつかり稽古みたいなことをしている。
義郎「・・・・だから、自分の限界超えて、お笑いの世界でトップとろうと頑張ってるんですけどねぇ・・・・」
経久「おい! おい! 」
義郎「何してんねんさっきから」
経久「ダンス踊ってねん! 」
義郎「どう見てもぶつかり稽古やろう! 」
そんな時、EDMが流れ出したて、経久くんはリズムにのって、さっきと同じ行動をしているとダンスに見えてきた。
茉莉花「ハァハァハァハァハァ」
観客「ハハハ・・・ハハハ・・・」
笑いはチラホラしか起こっていない。
義郎「ホンマや! ダンス踊ってるがなぁ! 」
経久「超えて行け! おまえの限界を超えて行け! 」
義郎「もうええわぁ! どうもありがとうございました」
ハハハ
やや受けである。
楽屋に戻ったビヨンドだが、ディレクターから、経久だけ呼ばれる。
そして、その日のエンディングトーク。経久だけが、出ていた。
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