第十二章 機械が笑う時 二

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 朝、喫茶店ひまわりのバイトに行くと、多美も結界を気にしていた。村では、市役所が守人様の契約を反故にしたと噂になっているらしい。 「反故って、まだ、そこまでは……」 「まあね……、でも守人様は何かと話題になりますよ。百年に一度であるのに、村が冷たくし過ぎたせいもありますけどね……」
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