第四章 雪みたいに花みたいに 四

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 家に帰り、たまたま居た黒川に、八重樫の車の件を言うと、激しく怒られてしまった。 「だから、守人様の自覚があるのか?いつもいつも、何度も何度も言っているだろう。一人で行動するな」 「八重樫、いた……」  そこで、再び怒られる。  八重樫は当主で、俺を守る存在ではないという。
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