第九章 銀色 四
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俺は、電車に乗りながら、他の多くの人と同じように画面を見ていた。谷津は、×を見分けるソフトを、仲間と組み上げているらしい。 そこで、ふと気になって、柴崎でこちらの世界に逃げている×の顔写真を、一枚ずつ検索してしまった。柴崎では、鏡花が見定めを誤った事により、処刑が多数発生してしまった。そこで、逃亡している者がこちらの世界にも来ている。
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