お気に入りのスナック

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「お二人は、ママさんの病状のことは知ってる?」 僕が二人に質問すると美穂さんが、 「どこまで聞いていいものかわからなくて…  肝臓が悪いということだけ聞いています。」 と知っていることを正直に答えてくれた。 僕は少し考えて、今はママさんが深刻な状態であることは、二人には話さないほうが良いと思った。 「そっか!  最近僕は、ママさんが入院している病院に通っているよ!  ママさん身寄りがいないから、少しでも話し相手になろうと思ってね!」 「ひろさん、優しいですねぇ!」 佳奈さんが笑顔で発言した。 僕は、この場が湿っぽくなるのは良くないと考えて、話題を変えて3人で楽しい話をすることにした。 美穂さんの小学校1年生の息子のやんちゃぶりの話や、佳奈さんの理想の男性のタイプなどの話で盛り上がった。 この日3人は、楽しい時間を過ごして、明け方解散した。
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