第2章 リアルさん

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扉を開け、勢いよく家を飛び出した。 学校までは走っていけば5分ぐらいか…いける! ここの角を曲がれば学校は目の前だ。 角を曲ると、女の子が歩いていた。 うわ、危ない! ドン! 勢いよくぶつかってしまう。 「いてて…す、すみません! 大丈夫ですか?」 「大丈夫…怪我はないから」 女の子はそのまま普通に歩いていった。 無愛想と言うかなんと言うか…まぁぶつかったのは俺だし、仕方ないけどさ。 これが恋愛マンガなら運命の出会い!? 的な感じで、入学早々、彼女とか出来ちゃったりするんじゃないんですか? まぁリアルにそんな事があるわけないか…。 ってそんなこと考えてる場合じゃない! 遅刻するー!! 俺はまた急いで学校に向かった。
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