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別れた悲しさは通り過ぎた
この冷たいレモンティーを飲み終えたら
彼と歩いた道ではなく1人で歩く道を探そう
まだ1人で歩くことに馴染めないけど
思い出に縛られるなんてあまりに悲しい
イチョウが散り、降り積もった雪が溶けたとき
コートもブーツも脱ぎ捨てて桜の下を歩く
そんな自分を想像しよう
彼と、彼との思い出たちへ告げる最後の言葉
「強くなるから、あなたがいなくても平気なくらい」
空っぽになったレモンティーをそっと捨てた
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