第5幕 三日月の指輪 九度山駅編

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そう2人が入り口に向かって歩き出したとき、入り口付近で2人は止められた。 係員「おめでとうございます! お客様が総来園者数5000万人目になります! 」 実弥樹「5000万人目? 」 七星「なんやぁ? 」 係員「こちらが記念品になります。どうぞ! 」 そう言って、係員は、みさと公園のグッズや記念品などを、実弥樹と七星に渡してきた。 係員「まさかぁカップルのお客様になるとは」 実弥樹「カップル? 」 係員「それでは記念撮影です。では、お客様が真ん中で、それでコラボ中のけものフレンズが両側は囲んで頂き、それでは撮り・・・あーすいません。園長が、一番右にしましょうか。それでは、撮ります! 」 カッチャ 係員「はいOKです! ありがとうございます。それではお客様は、本日は園内すべて無料となります。どうぞ楽しんで来てください! 」 七星「え・・・あ・・・」 そう言って、送り出された。 実弥樹「・・・・・」 七星「・・・・・」 2人は見つめ合った。 実弥樹「どうも・・・」 七星「こちらこそどうも・・・・」 実弥樹「どうしましょうかぁ・・・」 七星「そうですねぇ・・・とにかく無料ってチャンスもないですし・・・」 実弥樹「楽しんじゃいますかぁ! 」 七星「カップルのフリもしないといけませんし」 実弥樹「とにかく行きますかぁ! 」 2人は横に並んで園内を歩き出した。
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