第5幕 三日月の指輪 九度山駅編

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なんとか決まった彼女と昼食にすることにした。 セルフで運んできた彼女のメニューは、カレーライスだった。 実弥樹(カレーかい! ) またも心で思った。 七星「こんな楽しいとこあったんやなぁ! 」 実弥樹「初めて来たの? 」 七星「20回目ぐらい」 ズコーン 実弥樹(どういう事やぁ! ) 実弥樹「動物好きなんだね」 七星「別にそうでもないでぇ」 ズコーン 実弥樹(あの反応は好きやろう! ) そんなつかみどころない彼女。でもすごくいい! 実弥樹「あの・・・」 七星「なんや? 」 実弥樹「名前・・・」 その時彼女の携帯がなった。 着信音は、平原綾香のVoyagerだ。 あのダーウィンが来たのテーマ曲だ。 実弥樹(どういう事やぁ! ) 七星「もしもし! うんうん。今から? ええでぇー じゃあすぐ行くわ! じゃあ! 」 実弥生(すぐ行く? ) 七星「ちょっと悪い! 予定が入ってもうたぁ・・・じゃあ! 」 実弥樹「え! ちょっと・・・・」 彼女は風のように去っていた。
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