恐れないでくれ

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「夏鈴!なまえ・・・俺の名前・・・ほら・・・言って?」 猛烈な腰振りをしながら無茶な要求をしているバカ野郎の尻にさよならを告げて、俺は天国に帰った。 ま、あいつが幸せなら文句はない。 行くところまで行ってダメだったわけだし・・・それでも愛してる。 それがわかって、安心してる。 ・・・それにしても、 夏鈴はあんなドデカイのを毎晩ぶち込まれて大変だなって同情すら覚えている自分に驚く。 そうだ。 もう一回、夏鈴に会ってから生まれ変わる手続きに進もう。 夏鈴の花火をこの手で打ち上げられたらもういいや。 窓を開けると爽やかな空色の風が俺を包み込んだ。 おしまい
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