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(これが………鬼)
そう思っていると、彼の角は消えた
「俺達だけじゃない」
「えっ?」
「この村には、人ならざる者がすんでいるんだ」
「村……ですか」
少女は頭を傾げた
「そうか、今の君は何処にいるのかも分からない状況だったね。」
幸輝は彼女をまっすぐ見つめ説明を続ける
「四ツ葉村と言えばわかるかな?」
「いえ……。すいません」
「そうだよね。ここ四ツ葉村はね。山の奥にある小さな村。俺達、怪は人里を離れて暮らす種族が多いんだ。そしてここは俺達、桜木家の屋敷。君はこの屋敷の前で倒れていたんだ」
「……」
(思い……だせない)
「本当に何も覚えていないんだね」
「……すいません」
「謝ることはないよ」
「………はい」
しばらく沈黙が続く
先に口を開いたのは、彰だった
「なぁ、お前ここに住まないか?」
その言葉に、全員驚き彰の方を向いた
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