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「いいでしょ? 余計な事が全部飛ぶくらい気持ちいい」
ヒロトがこくこくと頷く。更なる刺激を求めるようにランバートの背中に抱きつくヒロトに応えて、ランバートは望む刺激を与えていく。ヒロトも体も蕩けきった所で、ランバートは後ろにピッタリと己をあてがい、押し入った。
「うあぁ!」
痛みはあるだろうが、それはヒロトだって分かっていることだ。十分な潤滑剤もないのだから。ヒロトの流したものを塗り込みながらでもきつい。弛緩していても、多少苦しい。
それでも止めないのは、ヒロトが縋るようにランバートの首に抱きついて耐えているから。ピッタリと体を寄せるようにしているから。
「動いて…」
「無茶言わないの。こんな所に回復かけてって、ルリちゃんに頼むの?」
「その羞恥プレイは死ぬ!」
違う意味で「ぎゃあ」と叫んだヒロトに、ランバートは笑う。ようやく少し彼らしさが戻ってきたようだった。
ゆっくりと抽挿を繰り返し、徐々に慣らすようにしていくとピッタリと埋まる。ヒロトの中は熱く、柔らかく締め付ける。体に思うように力が入らないせいか、強い刺激は今の所ない。
僅かに引いて、ゆっくりと埋める。柔らかく熱く狭い内襞が絡むように締めるのは、やはり気持ちがいい。
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