この行く末

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この行く末

朧気に映る彼の背中 霧に包まれ覆われて どんどん小さくなっていく もう、だめかもしれない 霧を掻き分けて手を伸ばしても そこに見えるのは蜃気楼 確かなものを見付けたくて 愛を語り夢を見て 夢を語り愛を見て 紡がれた言葉を胸に抱く 彼との時間は泡沫となり 深い霧の藻屑となる 伴に溺れてしまえばいい もう、だめかもしれない 吐息も儚く忘れゆく 優しさが儚く消えてゆく 嘘だけが確かな色を付けて
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