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死神よ
瞳を閉じて
雑音から逃げてゆく
遮断された虚像の中へ
誘われるように……
誰かが呼んでいる声が
無音に包まれた刹那
振り下ろされた悪意は
我が罪の如く輝く
窺い知ることのない感情も
あなたには必然なのです
消え失せる美しき思い
それもまた必然なのです
その眼光鋭く見つめる先にも
確かに輝く絶望の海がある
罪深き命にも
それは輝く
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