三日月

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三日月

薄明かりの夜空に 切り取られた三日月 投影された想いが浮かんでいる 尖端が斬り付けそうで 孤独に光る月 思慮の枝葉に囁きかける 「君、斬るよ?」 荒れ果てた瞳に映るのは 止めどない無垢な輝き 火照る熱情が作り出す その想いの全てで 冷酷に突き放す 「君、斬られたいの?」 裏腹に見え隠れするのは 本当の心が泣いてるから 朧気に屑けて 解けては絡み合う閃光が この心を動かすまで 誰にも悟られまいと 口を閉ざして見つめても 本当の心は願ってるから 暗雲が忍び寄っても ずっと見つめている 冷たくても突き刺さりそうでも 本当の想いは誰にも言えず 緩やかに優しい言葉を そこに見つけ出すまで
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