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雲の影
息を吸うように言葉を紡いで
何でもないような言葉を紡ぐ
曇った心をもっと厚い雲で覆って
その笑顔が戻るのを見守って
一縷の繋がりを辿る程に形を変える雲
紡ぐ言葉が出て来ない
一人が一人 望む言葉が浮かばず
誰かの為になる言葉でも
己が心を暖めた言葉でも
この掴めない雲を癒せない
?のない嘘を並べてるわけじゃない
この言葉に堕ちて恋を知る
人の願いの儚さも背負って
いつ終わるか知れない翳りの中に
癒やしを求め息を吐く
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