語り・エッセイ

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…… 振返り …… 日記というか反省を込めて独り言というか… 自分の想いとか考えを特定の人に向けて抱いたものを その相手に伝えるとロクなことになった試しがないのです 私ってそういうのを伝えるのが下手なんだと思います… 感情的になってしまった 調子に乗ってしまった… こんなことは何度も失敗続きで後悔と反省で してもしたりないくらいになってしまいます。 その大元には、寂しいっていうのがあって 相手にも自分と同じ気持でいて欲しくなってしまう。 それって当たり前で、それを伝えることは甘えてることで、 甘えて離れていくならそこまでの友情だったんじゃないの? と、言われたことがあります。 確かに、そうなんだろうなって思いました。 「そこまでの…」だとしたら、 それによって失ってしまった友情に縋るより もっと信頼のおける友達を探すしかないのでしょう… 人の相談事ばかりを聞いてきた気がするのです。 貰ってばかりの私が、誰かに何かを与えられてる喜びは大きい。 その喜びに酔いしれていた頃もありました。 「自分は良いことをしている」という自負も感じることが出来た。 その喜びも長くは続くものではないのです。 終わりを迎えたとき、私の傍には誰も残ってはいませんでした。 人生、そんなもの…… 諦めというのは何時になっても追い掛けてくるし、 虚構の中にいると自覚させられた。 そんな時、かけがえのない出会いに巡りあうこともあるものです。 その出会いを切っ掛けにして、今まで敬遠してきた相手との 繋がりを持つことが出来ました。 もしかしたら一つの繋がりを断ったことで得たものかもしれません。 二兎を追う者一兎をも得ずといいますが、 3度目の正直、という言葉もある。 人は何かを犠牲にしなければ、何かを得ることは出来ないのかもしれない。 そんな哀しいことがあっていいものか… いいえ、欲張りは昔から良くないこととされています。 理路整然と、堅実に、分相応な道を探っていけばいいだけのこと ただ、それだけのことが何とも困難であるか。
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