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あめの日
しとしとと、降り続ける雨に濡れて
あなたに逢いに行きました
手にした傘を開くことが出来なくて
雨水に濡れた髪のまま
あなたに逢いに行きました
そんな私をあなたは優しく迎えてくれた
何故、傘もささず来たかを聞かないで
ただ黙って優しく迎えてくれた
あなたへの手紙を握りしめて
そっとあなたへ差し出した
あなたの腕の中に届けたくて
あなたに逢いに行きました
まだやまない雨だけど
二人で濡れる雨なら
どんなに降ってもかまわない
その腕に包まれるならかまわない
あなたと二人ならかまわない
あたたかい気持ちになれるから
どんなに濡れてもかまわない
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