21. 相棒のような2人

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21. 相棒のような2人

「いらっしゃいませ! お二人様ですか?」  蘇芳が働いていたとされるレストランへ、鷲尾と清水の2人はきていた。男性店員はにこやかに出迎える。 「そうだが違う。話を聞きに来た」 「こんにちは」 清水が鷲尾の威圧感を緩和させるかのように軽く会釈をする。店員は2人を交互に見て、やがて鷲尾に視線を合わせた。 「話とはどのような?」 「地下にあるバーのことで話を聞きたい」 「はぁ。話すのはいいですが、あなたは……」 「警察官の鷲尾だ」 店員にきかれ、鷲尾が警察手帳を出す。それを見た彼も納得したようだった。
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