21. 相棒のような2人

4/5
前へ
/179ページ
次へ
見れば、2人の後ろから数人が来るのが見えた。昼時を外しているとは言え、今度は小休憩をする人たちが客として来ているようだ。 「ああ、最後にひとつだけ。店に入るにはどうすればい?」 「入口であゆさんの名前を出せば入れてくれると思いますよ。そこのオーナー、うちのオーナーと一緒ですから知ってると思います」 「そうか、ありがとう」 「お邪魔しました」 鷲尾と清水は礼をいってドアから出る。 入れ違いに入っていく女性たちのにぎやかな声を背景に、とりあえず店外の道路へと二人は並んで立った。
/179ページ

最初のコメントを投稿しよう!

199人が本棚に入れています
本棚に追加