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「そんじゃ、これはもらっていくぜ。振込期限は明日の夜だぞ」
誰かに連絡でもしたのか、操作を終えた野崎はそういい公園を出ようと来た道を戻り始めた。
その直後、砂のかけあがる音がし何かに気付いた彼が振り返ったときには男性が真後ろにいて、ナイフが背中に刺さっていた。
「なん、がはっ!!」
背中に刺さるナイフは見えないが血が広がっていく様子が分かり野崎の顔はみるみる青ざめる。男性が手を離すと彼はアタッシュケースと一緒に地面に倒れ込んだ。
男性はそのまま馬乗りになると、おもむろに手近にあった石を掴み野崎の頭、顔、ナイフが刺さった背中を殴り始めた。
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