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「その様子だとまだ聞いていないのか? お前が探していた野崎、死んだぞ」
鷲尾がそういった途端、成宮の目は眠気を吹き飛ばしたように開かれた。
「死んだの!?!」
「知らないのか?」
「昨日、本部に報告いったら勝手に行動するなってこってりしぼられてさぁ……、朝まで動けなかったんだよ……朝から今まで仮眠室で寝てたし……マジかよ……」
警視より上の立場、警視正に怒られてしまったのだという。
「まあ、これで本部もお前を拘束してたのがいかに不利益になったか分かっただろう」
「だから早く野崎のことを調べに行けって追い出されたのか……、自殺じゃなくて他殺にきりかえるって言ってたし」
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