24. 女子大生2人の日常

2/6
前へ
/179ページ
次へ
「あれ、新聞よんでたの?」 「ゼミで気になったニュースを発表するっていうやつ、今日は私があてられるからさ、慌てて探してるんだ。朝刊ならセーフかなっておもって……」 今日当てられることは先週分かっていたのだが、なにせここ最近は鷲尾や鷲尾や鷲尾にふりまわされて、もとい一緒にいたため、なかなか時間がとれなかったのだ。 「なるほどねー。って、え、野崎先輩、死んじゃったの!?」 「しーっ!」 「う、ごめん……。知ってる人がこうなると、ショックだよね……」 「……そだね」 参考文献となる本を読むことも、ニュースを探すこともそっちのけで2人は小声で話を続ける。
/179ページ

最初のコメントを投稿しよう!

199人が本棚に入れています
本棚に追加