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それはつまり。
「……私……、はるるんのことが好きなの？」
口にしてみるととても恥ずかしくなってきた清水の顔は思わず熱をはらむ。すると、隣から聞き慣れた声がはさまれた。
「そうなの？」
「いや、わからないんだけど……ってうわっ、びっくりした！ びっくりした！」
思わず返事をしたところで誰かの存在に気付き声がした方をみると成宮がニコニコと立っていた。
「途中まで一緒に行っていい？ 合川商社、この先なんだよね」
ニコニコした表情は変えないまま、そしてさっきのことを深堀りしようとはしない成宮が続ける。
清水は小さくうなずいた。
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