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「最近は?」
「相変わらずナンパはしてるみたいですよ。昨日も女の人……、そうそう」
答えている中で思い出したことがあるらしく、宮地は身を少し乗り出した。
「昨日、女の人にブランドもののかばんをあげてた」
「へー。いくらの?」
「たぶんだけど70万。ネットで検索したの。先輩アルバイトしてないんだよ? 絶対ヤバイことやってるって」
清水と宮地の女子2人は小さくはないヒソヒソ声で話す。
仮に貯金があったとしても、かばんひとつに出せる金額かといわれれば疑問を感じざるを得ない。よほどその女性が魅力的なのなら話は別だが。
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