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「……ねえねえねえ、茉莉花はどっちが本命なの?」
後ろ姿を見送った宮地が興味深そうに清水に尋ねる。
「何が?」
「成宮さんと鷲尾さん! どっち? どっちぃ?」
「もー、すぐそういう話にもってく」
呆れたように清水はいいながら、ストローで水になりかけている氷を混ぜた。
「さっき、鷲尾さんが茉莉花のほう見てた気がするんだけどなあ」
「気のせいだって」
少し照れたようにいう清水に宮地は笑って言った。
「鷲尾さんと茉莉花、お似合いだとおもうよ」
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