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「だーいじょーぶ、はるるんも一緒にあーんさせてもらおう」
彼の脳内がどうなっているかは知る由もなく、成宮は明るくいう。
「嫌だし断る」
そう返事をした瞬間、成宮の腕が水の入ったコップにあたりひっくり返る。鷲尾が手を伸ばすも間に合わずコップは床に落ち、水は勢い良く机と成宮を濡らした。
「ああほら、こぼすな!」
「うえー、シャツが水浸しぃー」
成宮が鷲尾におしぼりでふいてもらいながらしめった服を楽しそうにゆらした結果、その水しぶきを浴びた鷲尾に更に怒られることとなった。
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