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15. 現場に同行!
「で、実際のマンションがここなんだね」
その日の午後、清水は鷲尾、成宮と連れたってとあるマンションに来ていた。オートロック式の豪勢な賃貸マンションだ。入り口は表と裏に2つあるが、裏には監視カメラはない。
「部屋は三階。自殺するならコードじゃなくて飛び降りのほうが良さげなかんじだよねぇ」
頷きながら成宮が補足をする。エレベーターのボタンを押し、降りてくるのを待った。
「コード?」
清水が首を傾げると成宮が気付いたように説明をはじめた。
「ああ、えっとね、蘇芳さんが握りしめてたのが電気コードだったんだ。索条痕はあったから、他殺なら絞殺になる」
「吉川線は?」
「ない」
成宮と鷲尾が会話をしているとエレベーターが到着した。扉が開き、清水は先に入ってから2人を待つ。
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