15. 現場に同行!

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「吉川線とかなに?」 「首をしめられたときに抵抗してできる傷のことだ。こう、爪でのどをひっかいた傷みたいな」 「もういいもういいもういいーー!!」 鷲尾の言葉に妄想力たくましい清水はその場面を想像してしまい、ますます強く両耳をふさぐジェスチャーをした。タイミングがいいのか悪いのか、エレベーターは3階に到着しドアが開く。 安心したように先に清水が出て、2人も続いた。 「こっち。角部屋なんだ」 そうやって3人で部屋に向かおうとして清水が気付く。 「私は行ったらまずくない?」 情報提供者ではあるが一応部外者だ。もう見張りに警察がいないとはいえ、関係者でもないのに入るのはためらわれた。
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