16. 交差する視線
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16. 交差する視線
「それもそっか。じゃあエレベーター前で待っててもらえる?」 「うん」 「はるるんは来て。一緒に探してほしいものがある」 「ああ、いいぞ」 2人は角部屋へと向かい、その背中を清水は見送った。しかしスーツの背中を見ていて思い出した。 「あっ写真!」 あわててカバンの中を探る。封筒を取り出し、前を見たときには2人はもう部屋に入っているようだった。
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