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あるいは別会社の役職級と対談することもある。
同じ「部長」とはいえ相手は普通の論理で動いている会社だ。
当然、目の前に座るのは50代の肌をてかてかさせたおっさんである。
対してこちらは体を縮こませて、それでも部長らしくしていないといけないという矛盾を抱えたまま相対している。
同席している「平」の社員の方が有能であったことはいうまでもない。
同じ位のはずなのに、一方は満面の笑み、もう一方は冷や汗だらだらで会話が終わる。
接客室を出た時、まるで地獄から開放されたような心地がした。
変な会社だ。
それよりも、こんな仕組みで、根幹からやっていけるのだろうか。
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