6.

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毒舌! 性悪! 100年の恋も冷めるからね!!! 「さて。じゃあ片付け済んだら、着付けもやるか」 呑み終わった東吾が宣言した。 「ええー、少し休ませてよー」 「休む意味がない」 この男ー! 「もぉ……判ったよ」 でも、目の前の茶道具を片付けようとして体を動かして、はたと思い当たる。 「──先生、足が痺れて立ち上がれません」 言うと東吾は溜息を吐いた。 「お点前一回分の時間位、正座できるようになってもらわないと」 「……あい」 ストッキングも履かずにスカートでやっていたとは言え、不慣れな正座は5分が限度だわ。 「まあとりあえず、片付けは俺がやっておく」 東吾は同じ時間正座していたのに難なく立ち上がってしまう、立ち上がる寸前、私の足を扇子で叩いて行った。 「──ばかー!」 痺れが加速します……。 * まあ、永遠に足が痺れている訳ではないので、動けるようになったら東吾の部屋のタンス部屋で、私は着付けの準備をしていた。 肌襦袢と裾除けを身に着け、補正の準備だ。     
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