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01 友だち
今を生きる。
そう思っていたのは俺だけだろうか?
そう思ったのは、魔王総大将のリーダーの息子。
仲間からは二代目と呼ばれている。
そして人々からは魔王と恐れられている。
忘却武人。
物事をすぐに忘れ。
武道に長けている。
それが二代目。
忘れ物が過ぎて自分の名前すら覚えていない。
思い出すのが先か、それとも死ぬのが先か。
世界は闇に包まれている。
そんな二代目の前に勇者が現れる。
「魔王!今日こそ命は貰ったぞ!」
勇者の名前は、二色。
自称二代目の永遠のライバルであり二代目が想いを寄せている女性でもある。
人は基本的に属性がある。
火水土風木光闇 の7つの属性を中心に存在している。
二色は、そのなかで火と水の属性を持っていて人から異端児と言われている。
人は基本的にひとつしか属性を持たない。
異なる属性を持つことは出来るが100パーセント発揮することは出来ないと言われている。
それがなぜか二色は、火と水のしかも正反対の属性を持つことができた。
それも100パーセント発揮することができるのだ。
この話は、そんな2人の物語。
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