03 不老騎士

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03 不老騎士

いのちなんてあるようでない。 死ぬことはかなしい。 でも、死なないことはつらい。 金色の民と言われたものたちがいる。 名前の通り金色の瞳を持つ。 その瞳には強力な魔力があると言われ。 乱獲されかけたことが何度もある。 しかし、巨大なので返り討ちにしてきた。 彼らは簡単には死なない。 そして、紳士だ。 そんな彼らを人々は称え。 こう呼ぶことにした。 不老騎士と。 フェニーチェもそのひとりだ。 彼にも名前はない。 名前というより記憶がない。 どこからきてどこで生まれたのかわからない。 わかっているのは、巨大な敵と戦い。 記憶と武器を全て失い。 残ったのは頭の猫の民、13だけだ。 13もまた記憶を失っている。 わかっているのは、武器を取り戻せば取り戻すほど記憶が戻るということだけ。 そんなふたりのまえに現れたのが二代目だ。 「記憶がない? だったら学べばいい」 そういって連れてきた場所。 それが、聖魔学校。 その学校は、神や悪魔、人間などの差別はない。 みんな平等に暮らす場所。 名前は、二代目がその時持っていた意思を持っている刀、狂音につけてもらった。 狂音は、少しオネェな刀。 気に入ったものしか抜けない刀。 フェニーチェと狂音の相性は、抜群だった。 そして、始まるのは新学期。 二代目とその友人の学園生活がはじまる。 剣と魔法と学園の物語が……
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