私が通っていた中学校の七不思議

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 5つ目の話が終り、その雰囲気に飲まれたように、 「先輩、次の話」 と、皆で言いました。早く怖い話が聞きたくて仕方がありませんでした。  そして、先輩は次の話をしました。  でも、学校に関係がありそうな話ではありません。  どこかで七不思議になるのだろうと思い、皆で最後まで聞きました。  結局、その話は七不思議ではありませんでした。 「先輩、6つ目はしないんですか?」  不満に思ったのかAくんが言いました。  同じことを思っていた私たちも口々にそう言いました。すると、いつの間にか委員長が戻ってきていて、 「ウチの学校の七不思議は、7つ知っちゃいけないんだ」 と言いました。  怖いくらい真剣な顔です。 「6つ目は教えてくれてもいいんじゃないですか?」  Aくんが言いました。 「俺ら以外から最後の1つを聞いたらアウトなんだよ。だから、保険をかけて5つまでだ」 「7つ聞いたら、どうなるんですか?」  先輩たちは教えてくれませんでした。
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