1.歩牛灯

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「これは、オレンジジュースですか?」 「はい。当店オリジナルのオレンジジュースとなっております」 (コーヒーがほしかったんだけど、仕方ないか) 出されたオレンジジュースを流星は一口飲んだ。 (これは。。。) 一口飲んだ瞬間に、口の中いっぱいに甘みが広がった。よく知っている甘さだ。 流星は子供のころ、甘い飲み物が大好きでオレンジジュースにさらに砂糖を入れて飲んでいたが、まさにそのときの甘さだった。 (甘くしすぎてよく怒られたっけ、懐かしいな) そう思い自然と目を閉じた。その時である。
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